ビジネスパーソンのための読書、仕事の作法

企業で働く管理職が、サラリーマンにとって役に立ってためになる読書のかたちとビジネスパーソンとしての生き残り術を考え、紹介します。

書けばチャンスがやってくる!/ミーニング・ノート 1日3つ、チャンスを書くと進む道が見えてくる

自分の身に起きていること全てを「ラッキー化」してみよう、という実験。

 どうやら、感受性の強い人は「目にうつるすべてのものはメッセージ」って感じで、五感も六感も使って感じて考えているようだ。断片をつないで世界を大きく把握しようとするイメージだ。

さて、この「ミーニング・ノート」というノートづくりを提案する著者が伝えているのは「実は日常の中にチャンスがありますよ」ということ。日常で起きていること、感じたことをちゃんと振り返って、意味づけしていくことで、自分が本当は何をしたいのか、目指すべきゴールは何なのかをクリアにできると言う考え方だ。

 

(ウィークリーページの書き方)

毎日、3つチャンスを「出来事+意味付け」というかたちで書く。

願いが浮かんだら、願い欄に現在完了形で書く。

1週間分のチャンスから、大切な物を選んで印をつける。

つながりを見つけたら線を引く。

 

(戦略ページの書き方)

自分自身について

縁について

チャンスのつながりについて

→週末に上記3項目について、発見したこと、行動すると決めたことをかく。

 

(マンスリーページの書き方)

一ヶ月のチャンスから、大切なものを選んでできごとを核。

「つながり」を見つけたら線を引く。

 

(年末)

一年の振り返り

来年の予感

 

 

3種類のチャンスを知る

キラキラチャンス

わらしべチャンス

スパイシーチャンス

 

チャンスのつながりとは何か

チャンスについて大切なことを説明します。チャンスは次のチャンスへとつながっていきます。

 

無意識→認識→コントロールで意味付け

ノートに書く(=言語化して認識する)ノートを見返す(=学んでコントロールしていく)「書く」ことで、今まで無意識に通り過ぎていた出来事や自分の意味付けを確認します。

 

ノートは多角的な分析ができるデータベース

自分の強みは何か?どんな生き方をしたいとお思っているのか?どんな人と縁があるのか?

 

「今」と「過去」と「未来」が変わる

毎日チャンスを書いていると、今までなんとも思っていなかった出来事が、実は「チャンスだったんだ!」と気づくようになります。そうそうると、日常の中で、「あ、これもチャンス!」とワクワクすることが増えていきます。

 

意味付ける価値の種類は5つ

1気づき、2学び、3決めたこと、4よかったこと、5予感

 

ネガティブな出来事自体を肯定してみる

 

一週間分のチャンスを見返して、大切なものを3つ選んで印をつける

つながりを見つけたらラインをひく

 

優先順位がはっきりしてくると、それに関わるアンテナが高まり、チャンスを掴むスピードも高まってきます。

 

戦略ページを使ってインスピレーション

 

スパイシーチャンスのモヤモヤが残る時は、

自分でコントロールできることに焦点をあてる

事実と主観をわけて考えてみる

 

 

ゴールがクリアになり、自分が何者でどこに向かいたいのか、がはっきりすれば、人生を意欲的に有意義に生きられるというものだろう。

日常から「特記事項」をピックアップして、インデックスをつけて掘り下げる。月単位でやって、年単位でも行う。日刊自分自身を月刊自分自身、年間自分自身と編集しなおしながら、自分の輪郭をくっきりさせる感じ。